知らなきゃ損する!派遣社員の交通費・社保・有休制度とお金のリアル解説
派遣で働く際、時給や勤務地ばかり気にしていませんか?実は、交通費・社会保険・有給休暇など、見落としがちな制度面にこそ、働きやすさと安心のカギがあります。この記事では、派遣社員として働く際に知っておきたいお金と制度の基本をわかりやすく解説します。損せず賢く働くために、ぜひチェックしてみてください。
派遣でも交通費は支給される?実際の支給ルールと注意点
派遣社員として働く際、交通費は自腹なのか?という不安をもつ方は多いでしょう。かつては交通費が時給に含まれているケースも一般的でしたが、近年では制度が整いつつあります。
交通費支給の基本ルール
現在、多くの派遣会社では交通費別途支給が当たり前になっています。2020年の改正派遣法により、派遣社員にも通勤手当を支払う方向に変化しています。
具体的には、公共交通機関を利用した場合の定期代や実費相当が月ごとに支給されるケースが多いです。ただし、上限金額を設定している企業もあるため、事前に確認することが大切です。
交通費込み時給との違いに注意
求人には、交通費込みと記載されているものもあります。一見、時給が高く魅力的に感じるかもしれませんが、実際には交通費が時給に含まれているため、手取り額が思ったより少なくなる可能性があります。
例えば、時給1,500円で交通費込みの求人と、時給1,400円+交通費全額支給の求人があった場合、通勤に月1万円かかるなら、後者の方が結果的に得をするケースもあります。
交通費込みの求人は条件がやや不透明なこともあるため、求人票だけで判断せず、実際の支給方法や交通費の扱いについて派遣会社に確認することが大切です。
また、交通費込みと記載されていても、別途支給に変更できるケースもまれにありますので、少しでも気になる点があれば面談時にしっかりと確認しておきましょう。
自転車やバイク通勤の場合
車や自転車での通勤については、会社の規定によりガソリン代や駐車場代が支給されることもあります。通勤手段によって支給額や対象となる条件が異なるため、面談時などで具体的に相談するのがオススメです。
社会保険って入れるの?派遣社員の保険加入とメリット
派遣で働くことに不安を感じる理由のひとつに「社会保険に入れないのでは?」という疑問があります。しかし、一定の条件を満たせば、正社員と同様に健康保険や厚生年金に加入できます。
保険加入の基準と条件
社会保険に加入できるかどうかは、勤務時間と勤務期間によって決まります。週20時間以上の勤務かつ、2カ月を超えて就業が見込まれる場合は、原則として社会保険への加入対象になります。これは労働者の保護を目的とした制度で、派遣社員も対象となります。
加入による主なメリット
社会保険に加入すると、医療費の自己負担が3割に軽減されるほか、年金保険料も会社が半分負担してくれる仕組みになっています。また、出産手当金や傷病手当金といった保障制度も利用できるようになり、万が一のときの安心感が格段に違います。
未加入で働くとどうなる?
短期契約や日雇い派遣、週の勤務日数が少ない場合などは、保険加入対象外となることがあります。こういったケースでは、国民健康保険や国民年金に自分で加入しなければならず、費用面での負担が大きくなるため注意が必要です。
可能な限り、社会保険加入可能な勤務条件で働く方が、結果的に得になるケースが多いと言えるでしょう。
有給休暇はもらえる?派遣の休み事情と注意点
派遣社員であっても、一定の条件を満たせば有給休暇を取得することができます。自由に休みが取れるかどうかは、働きやすさを大きく左右するポイントです。
付与される条件とタイミング
有給休暇は、雇用開始から6カ月間継続して勤務し、かつその間の出勤率が8割以上である場合に付与されます。これは派遣社員でも同様で、法律に基づいた労働者の権利です。フルタイムで働いていれば、初回の有給付与日には10日間が支給されるのが一般的です。
派遣先ではなく、派遣元に申請
有給の申請先は、実際に働いている職場(派遣先)ではなく、雇用主である派遣会社(派遣元)です。そのため、有休を取りたい場合は、派遣会社の担当者に連絡して調整を依頼する形になります。派遣先の理解も必要ですが、法的には拒否できない仕組みになっています。
取りづらい空気をどうするか
「周囲の目が気になって休みづらい」と感じる場面もあるかもしれません。しかし、有給はれっきとした労働者の権利です。
派遣会社と連携し、業務に支障のないタイミングで取得すれば、トラブルになることはほとんどありません。また、最近では有給取得促進が法律で義務化されており、派遣社員でも遠慮せず取得できる時代になっています。
まとめ
派遣社員として働く際、交通費、社会保険、有給休暇などの制度面の知識があるかどうかで、働きやすさや経済的な安定に大きな差が出ます。派遣だから不利という時代ではなく、制度を理解していれば、正社員と同様の待遇を受けられるケースも増えています。求人選びや契約時には、時給だけでなくこれらの制度がどう整っているかを必ず確認し、自分の働き方に合った環境を選びましょう。長く安心して働くためには、制度を知っておくことが何よりの武器になります。
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引用元:https://www.n-b-s.jp/saga
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